宿屋めぐり/町田康

読むのに2週間かかった!分厚い!自立する文庫本です。610ページ。

タイトルの「宿屋めぐり」の意味は読み始めてすぐわかる。
なるほど相変わらずわけのわからんことをいうておるなあと思いながら読み進める。
主ってだれ?なにしてるの?なんでそんなことするの?
色んな困難を前にどうするのか。
主からの命令を遂行するために、嘘をつき、ひとをだまし、お金をつかい、めぐる。

途中で「これはなにかを信じるひとの物語だ」と気づく。
なにか、とは。主のことなのか。そもそも「あるじ」なのか「しゅ」なのか。
そう思い出した頃から話は止まらなくなる。

町田康のあの言葉遣いでどんどん思考が進んでいく。
脳がざわざわする感じがする。

そこで「宿屋めぐり」の本当の意味がわかったときにゾッとした。

印象に残ったのは

ピクニックもろくにいけないような人生になんの意味があるのだ。

から始まるところかな。

『告白』も読み返したくなった。

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